医療現場においては日常生活で聞く機会が少ない様々な医療用語が飛び交っており、一つひとつの用語の意味を覚えるまでに苦労をする新人看護師も少なくありません。
特に、患者の看護をする際によく使用する医療用語については業務をスピーディーにこなすうえで重要となるため、早いうちに一通りマスターしておくべきです。
新人看護師が限られた時間の中で医療用語をきちんと覚えるには、採用後に行われる新人研修だけでなく、日々の業務の中で先輩看護師の仕事ぶりを観察したり、休憩時間に色々とアドバイスをもらったりすることがポイントです。
また、医療用語を使用する場面については診療科目によっても異なるため、内定が決まった際には自分が将来的に配属される可能性がある診療科目の事情についても予め調べておく必要があります。
新人看護師へのフォローアップがしっかりと行われている医療機関では、個々の看護師が医療用語を効率良く覚えられるよう、用語集を配布したりマンツーマン指導を行ったりしているところもあります。
なお、オペ室やICU、救急救命などの重病な患者と接する機会が多い現場においては、難解な医療用語が使用される場面が珍しくありません。
そういった現場で自信を持って医療用語を使えるようになるには、定期的に職場内で開かれるミーティングやカンファレンスなどに積極的に参加し、さまざまな医療従事者と活発にコミュニケーションを図る必要があります。